❉ゲシュタルトの祈り❉

わたしはわたし

DV被害①

DVに気付き始めたのは再婚してすぐのことだ

 

最初の結婚は11年で終わった

 

最初の旦那は大手に勤めるサラリーマンだったが、仕事がきつく

 

辞めたいと言ったので私が働き、夫が主夫をするという家庭だった

 

途中から看護師資格を取り仕事には着いたが

 

その間にいざこざがあり『お前は血のつながらない他人』と言われ

 

離婚を決意した

 

そのすぐに当時のSNSで知り合った元夫と半年後に再婚した

 

付き合っている間はDVのようなことは一度も経験しなかった

 

結婚してすぐに、口調のきつさに驚き、たまに手が出るようになった

 

それはどんどんエスカレートしていった

 

自分でも子供たちを守るのが精いっぱいでフルで仕事しながら

 

家事も完璧にこなさないと文句がでてくる

 

こうしなさい、あーしなさい、これはこうだ

 

元夫の言い分は絶対だった

 

黒と言えば黒、白と言えば白なのだ

 

言い訳や口答えは許されない

 

たまに物が飛んできたり、見えないところを蹴られたりした

 

言葉の暴力もひどかった

 

一回3人で逃げ出したこともあったが行く当てもなく

 

しぶしぶ戻ったこともある

 

警察やDV被害の電話相談をしたことはあるが、どこも同じ返事だった

 

現行犯じゃないと捕まえられない、証拠はありますか?

 

シェルターに入りますか?

 

なにかあったら電話してください

 

・・・何かあってからでは遅いからそうだんしているのだが・・・

 

とりあえず、公的な役所は当てにならなかった

 

心配をかけたくなくて親にも言い出せず

 

再婚して幸せになるって決めたのに、なんで・・・

 

とりあえずコロナを言い訳に部屋で個別に過ごすことを提案し

 

元夫はそれには簡単に納得した

 

なぜなら、自分の子じゃないからだ

 

元夫は私だけいればそれで満足だったのだ

 

それでも、元夫が寝ている間に家事をして寝ている間に出勤し

 

完璧にこなすのはかなり負担だった

 

日中もLineと電話の嵐

 

すぐに出ないと怒られた

 

土日の休みもずっと一緒、女子会や同窓会、飲み会に行くのは禁止されていた

 

ほぼ11年間24時間一緒だ(私が仕事してる間は別として)

 

仕事にも行かなくていいと言われていたが

 

仕事が唯一の逃げ場だった

 

子供たちも学校や仕事に行っていた間は自由だった

 

3人とも家に帰るのが憂鬱になっていた

 

そして、私はどんどんおかしくなっていく・・・